カニの家について(’88〜)
位置:帯広駅南(西2条南13丁目) 郵便は帯広市カニの家、帯広市帯広駅南(裏)カニの家でOK
設置者:帯広市・帯広地区労働組合協議会
施設:テント3張り(俗称運動会テント)幕付き
左右2張り宿泊用(各畳10畳)、中央荷物室用(’89〜畳付き)
電気あり(裸電球)
水なし(汲み置きまたは近くの公園を利用) 汲置水は焼酎のペットボトル等を水道と称し、一人が供給する
トイレなし(駅裏の緑地の公衆トイレ利用)
電話なし
駐輪場あり(屋外)
寝具なし(寝袋持参が原則)
収容:男女雑魚寝、テント内最大40人(2人/1畳)程度 早目の場所確保が必要、他各自テント
料金:無料
対象:旅行者

カニの家の一日(連泊者の生態、’88〜’89の例)

起床(各自:6時〜8時頃)
水汲み(あかね公園)
片付け、ゴミ捨て
朝食(各自:炊飯、インスタントラーメン、柳月、六花亭)
見送り、写真撮影(8時〜9時頃)
テントまくり、掃除
出勤(短期労働者)

昼食(各自:自炊、外食、IY試食品ツアー)
昼寝、読書(漫画等)、作詞(替え歌)
夕方
風呂(各自:温泉 たぬきの里)
宿泊受付開始(5時頃〜)

買物(値下げ品あさり)
夕食準備(共同)
宴会(〜2時頃まで)、談話、音楽
消灯

連泊者の顔ぶれ
・ 社会からの離脱者
・ 長期休暇者
・ 学生(夏場のみ)
連泊者間(一部の宿泊者を含む)は通称(キャンパーネーム)で呼び合い、本名を知らないことは希ではない
特権として宿泊名簿(宿帳)に通称で記載することを許される(認知されるまでは本名で記載する)


宿泊者
・ ライダー
・ チャリダー(自転車)
・ 徒歩ダー
・ JRer(JRで旅行をする周遊券使用者等)
・ ヒッチハイカー
・ キャンパー
敷地内に一気に入場できない者(敷地外で様子見をしている者)は結果として宿泊しないことが多い
グループ行動をしている連中は敷地外で相談を開始し、結果として宿泊しないことが多い
不審者と思われる(事件を起こす可能性のある)人物は、夜間到着(22時過ぎ)のライダーは宿泊をお断りした
宿泊記念としてTシャツに参納弘義氏(マスター)の手書きのカニの絵を書き込んでもらう

宿泊者の求めるもの(連泊のきっかけ)
・ ライダーハウスとして
・ 野営場として
・ 無料であること
・ 雰囲気・人に引かれて
・ 雨宿り

情報源(宿泊のきっかけ)
・ 旅行雑誌
・ ホクレン
・ 情報誌(無料宿・ライダーハウスガイド、とほ等を含む)
・ 口コミ

連泊までの道のり
・ 連泊者達の甘い誘惑
・ 金欠(日雇い志願)
・ 雨
・ 個人の意志
・ 人(異性)

カニの家の主なイベント
1. オープニング(テント設営手伝いが宿泊条件)
2. 平原祭り(盆踊り参加が宿泊条件)
3. ファイナル(テント撤収が宿泊条件)
上記は、NHK、STV、HBC等の取材あり

その他
1、 合同ツーリング(連泊者有志)
2、 エキノそうめん(連泊者有志、’88〜’89実施)
3、 白バイとパレード(’89実施)


メディア等の取材(’88〜’90)
1.ズームイン朝(’88.6)
2.交通安全(’89.8 NHK帯広、菊池賢策記者)
3. OCTV(’90.8 武吉カメラマン)

紹介記事
・ 旅行雑誌
・ 東北海道新聞(朝刊) 平成元年(1989年)8月20日(日) 13面
・ とほ(参納弘義氏掲載)

カニの家の協力者
・ 参納弘義氏(’71〜’’90 管理人)
・ 富川氏(’91〜 管理人)
・ 先生