管理人コメント そのいち

カニの家で検索すると沢山の記事が出てきます。
ほとんどが旅行者のものであることは言うまでもありませんが。

先日、ネットサーフィンしているときに見付けたカニの家の記事
その中には、この事件に関して大げさに記していましたので正確に伝えるためここに記しておきます。

 

事件について(2002年9月23日 十勝毎日新聞より)

帯広署は22日夜、会社員を銃刀法違反の現行犯で逮捕した。
会社員は同日午後10時25分頃、帯広市大正町東一線の「大正カニの家」前の広場で、刃渡り約11センチの
サバイバルナイフ様の刃物を上着の中に隠し持っていた。会社員は数日前から同施設に宿泊していた。
同日午後9時50分頃、調理場で調理をしていた際、宿泊客から「旅行者でもないのにどうして宿泊しているのか」
と言われたことに腹をたて、持っていたナイフを宿泊客に突き付けた。同容疑者はほかの宿泊客約20人に
取り囲まれたため、ナイフをもったまま屋外に逃走した。通報を受けた同署と釧本十勝機動警察隊の約10人が
現場に駈け付けた。同署員が約30分後に同施設前の広場で、上着の下にナイフを隠し持っていた会社員を逮捕した。

 

 

管理人はこの事件に関して下記のメールを帯広市観光課に送信しました。

2002年9月25日 送信

件名 カニの家について

 

観光課 様

カニの家に関して先日、勝毎に残念な記事が
載っていましたね。
そこに行き着くまで当事者間で何か
トラブルがあったのだろうと想像できますが、
「旅行者でもないのにどうして宿泊しているのか」
という言葉が引っかかります。

カニの家は旅行者しか泊まれないのですか?

地元の小中学生や高校生が一泊の冒険旅行に
利用するには好ましい施設だと思うのですが。
今回のように会社員がどのような事情で宿泊して
いたかは判りません、しかし、腹を立てるのも
わかるような気もしますが。


**

 

 

 

2002年9月25日 帯広市観光課より受信

**さま

 お問い合わせありがとうございます。
 報道にありました「大正カニの家」での事件ですが、職員ならびに関係者一同残念
に思っております。現在、同様な事態が起きぬよう協議検討しているところです。
 さて、「カニの家」は、昭和40年代より道内を旅行していた若者たち、いわゆる
「カニ族」の宿泊用に設置されたという由来にちなんで名付けられています。設置当
初は帯広駅前にテントで作られていましたが、平成5年より大正地区へ引っ越ししプ
レハブとなり、現在この施設は、ログハウスとなり、観光客(旅行者)と帯広・十勝
地域との交流や活性化につながるよう、「大正ふれあい広場」の拠点施設に位置づけ
られています。
 このようにカニの家は当初から「旅行者のための施設」として設置されたものであ
り、新設になった以降も多くの旅行者の皆さんから利用されまた大変喜ばれており、
帯広・十勝の観光振興に大きな役割を果たしておりますのでご理解をいただきたいと
思います。
 また、ご意見にありました地元の小中学生や高校生が利用できる宿泊施設としまし
ては、児童会館、岩内自然の家、帯広の森にある研修センター、ポロシリキャンプ場
管理棟、八千代牧場にあるカウベルハウスなどが整備されており、体験メニューなど
施設ごとにさまざまなソフトプログラムも用意されておりますので、ご利用ください
ますようお願い申し上げます。

帯広市 観光課

 

 

 

管理人コメント そのに

カニの家に地元の小中学生が泊まれば、必ず刺激を受けるはず。
日本中から集まっているライダー等に接する事は決してムダではないと思います。
その中から、第二の「植村直己」が生まれるかもしれません。
予想外の事故にでも巻き込まれれば、責任の所在が追求され、二の足を踏むのは
致し方ないかもしれませんが。

自転車による日本一周は小中学生の内に済ませておいた方が良いと思っています。

この事件をキッカケに施設の管理は一層厳しくなり、地元の人も近づきにくい雰囲気に
なってしまい、地元民との交流も途絶えてしまったことは昔のカニの家を知るものとしては
非常に残念な気持ちですが、管理の大変さを思えば、一概に非難するわけにもいきません。

 

                                        2004年3月7日 記述